新潟蒟蒻の誕生秘話

群馬のコンニャク栽培のプロに師事しました

平成18年5月に群馬県下仁田町で活動している下仁田蒟蒻有機栽培グループ(代表:広沢充さん)を訪ねました。

畝作りをはじめとしたこんにゃく栽培のイロハから教わり、その年からこんにゃくの種芋の植え付けを開始しました。
いのかいの本社工場から西へ1kmほど離れた長岡市長峰地区の畑で、土と太陽の恵みをいっぱいに受けてこんにゃく芋を栽培しました。2年目の秋には1トンを超える量が収穫できました。
群馬県のこんにゃく芋と比較すると小ぶりな出来上がりですが、群馬のこんにゃく芋取り扱い業者の方に見てもらったところ、「しっかりしたこんにゃく芋ですね」とお墨付きをいただきました。

食物繊維がたっぷりでダイエットに最適!といわれる「こんにゃく」ですが、その原料が芋と知らない方も多いのが現状です。原料の芋本来の風味がとても美味しく、どこかほっとする、やさしいこんにゃくができあがりました。

地元農家の方々からご協力いただけることに

一般的なこんにゃくよりも柔らかく、「また食べたくなる味」と皆様に好評をいただいています。
こんにゃくを「味」で選んでいただけるのが「新潟蒟蒻」の強みだと感じています。

徐々にこんにゃく栽培に携わる生産者も増えてきました。ところが、農家の方々は米や野菜の栽培はプロですが、広い畑でのこんにゃくの栽培の経験がありません。お願いするほうも不安でしたし、作る側も不安が大きかったと思います。
そこで、「新潟こんにゃく芋生産者会議」を立ち上げました。

県内こんにゃく芋生産者、支援していただいている県の関係機関(食品流通課、新潟県農業総合研究所食品研究センター、県内各地の普及センター)からも関係者に集まっていただきました。栽培や種芋保管についての情報交換や製品に加工したものを試食しての比較検討を行いました。

そして商品化へ

新潟県から「食のにいがた」新商品開発事業で支援を受け、「新潟蒟蒻」として製品化することができました。現在では、さらに手作りこんにゃく、さしみこんにゃく、結びしらたきなど商品のバリエーションが増やしています。

新潟県の農業普及指導センターとも連携して、村上市、新潟市、加茂市、長岡市、十日町市、南魚沼市、津南町の生産者と契約し、年間20トン前後のこんにゃく芋を生産するまでになっています。

皆様に新潟ならではのこんにゃくの美味しさを味わっていただくべく、生産者の方々とともに、これからもいのかいは「100%新潟産のこんにゃく」の生産に取り組んでまいります。

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