ご挨拶:100周年を迎えて

天突き棒で押し出されるトコロテンは夏の風物詩ですね

日頃のご愛顧に感謝申し上げます。
おかげさまで(株)猪貝は平成25年4月をもって創業100周年を迎えることができました。

大正2年4月、曾祖父猪貝仁太郎はところてんの製造販売を生業とする天屋となりました。明治も終わろうとするころに結婚し一児を授かり一家を成し、それまで北海道などへの行商で生計をたてていたものを、これからはふるさと長岡に根差して生きていこうとの決断でした。

大正のころは当時の家のあった地名に因み「間之道(あいのみち)の天屋」、その後昭和に入り長町に移ってからは「長町天屋」と呼ばれて地域の皆様に親しまれてきました。

昭和に入り「こんにゃく」「えご」と取扱の品目を増やし、今日に至っています。
昭和40年代半ば頃までは住居と製造所は一緒で、住まいの奥の方は倉庫となっていました。天草の俵が幾段にも高く積み上がり海藻の香りが漂っていたのを覚えています。私が子供のころは市での販売もまだ続けていたようです。暑い夏の日に父が桶に入った冷たいところてんを取り出しさっと一突きで突き出し、それを酢と醤油をかけて一本箸で食べたときの美味しさは今でも覚えています。天突き棒から突き出されるところてんは子供心にも何度みても見飽きない不思議な光景でした。

振り返ってみれば、天屋として、猪貝として、生業を続けられたのは、創業よりこのかた地域の皆様に支えていただいた賜物と感謝の思いでいっぱいです。

創業よりこれまでずっと変わらぬ美味しさを追求してまいりました。これからもより一層地域にこだわり、地域に貢献できる会社として新しい100年をお客様と一緒に歩んでいく覚悟です。

株式会社猪貝 代表取締役 猪貝克浩

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