ところ天(心太)

〇ところ天と寒天
〇「ところ天」名前の由来
〇原料「天草」について
〇ところ天の作り方
〇ところ天と寒天
・ところ天
天草を煮溶かして、その汁を型に流して冷やし固めたもの。ところてんの歴史は古く、日本へは仏教の伝来と共に精進料理の導入に伴って製法が伝えられたと考えられており、奈良時代にはすでに食用とされていたことが正倉院の宝物書中に記されています。
寒天はところ天を元につくられが、寒天を原料としてところ天を作ることもできる。天草から作るものと比べると色の澄んだ仕上がりになるが、海藻の風味が感じられなくなり、好みの分かれるところである。
・寒天
ところ天を凍らせた後に、更に乾燥させたものが寒天。乾燥させるとところ天の水分が一緒に溶け出し、寒天質だけが残りいわゆる棒寒天、糸寒天になります。
ところ天を寒ざらしにしてつくったので寒天と呼ばれるようになりました。
※寒ざらし…冬の寒い気候を利用し、夜にところ天を屋外に置きそのままさらしておくこと。翌朝には凍ってしまうので日中に溶かして乾燥されると寒天になる(天然寒天)
〇「ところ天」名前の由来
古くは天草を「こるもは」と言い、これを煮るとこごる(凝)から「こころも」と呼ばれ、訛って「こころぶと(心太)」、更に訛って「こころてい」→「ところてん」となったようである。尚、心太は当て字。
〇原料「天草」ついて
てんぐさ目、てんぐさ科。まくさと呼ばれる海藻のこと。奄美大島より北海道西岸まで広く分布しており、主産地は伊豆半島、伊豆諸島で上品質なものが採取される。
〇ところ天の作りかた
現在では寒天からも簡単にところ天を製造できますが、こちらでは原藻から製造する作り方をご紹介させていただきたいと思います。
@乾燥した天草を20分ぐらい水に浸し、その後よく水洗いしてゴミなどを取り除く。
A鍋に水900ccを入れ沸騰させて、水を切った天草を入れる。
B煮立ってきたら煮こぼれないように火加減を調節しながら、食酢大さじ一杯を水で三倍程度に薄め加える。
C弱火に1〜1時間半ほど煮て700ccくらいになるように煮詰める。
D容器に木綿の布(手ぬぐい等)敷いて煮汁をあけ、絞ってよくこす。
E煮汁の入った容器を冷蔵庫にいれて冷やし固める。
F固まったところ天を、天つき棒の大きさにカットし天つき棒で突いて三杯酢などお好みの味でお召し上がりくださ い。
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