越後のえごが「幻の食品」といわれる理由

これは「海藻」えご草は、その畑とも言えるホンダワラ類という海藻に絡みついて成長しています。
つまり海底に自生しているわけではないため、ホンダワラ類の生育環境はもちろん、海の環境変化に非常に敏感です。

2007年7月16日の新潟県中越沖地震の発生は、収穫を直前に控えた新潟県のえご草産地に大きな打撃を与えました。海底が大きく揺れ、えご草の多くが流されてしまったのです。
特に震源に近い産地の「出雲崎(新潟県三島郡)」では収穫量ゼロという事態となりました。

また、この地震でホンダワラ類の生育条件が大きく変化し、2007年を含めた4年間はほとんど収穫がなく2011年〜2012年はわずかに採れたものの、最盛期の10分の1程度にすぎませんでした。

海水温の上昇など海の環境は日々変化していますので、収穫量はその年によって様々で、
特にここ数年は、不作の年が続いています。(2020年10月現在)

 

えごの原料である「えご草」を収穫できなければ、えごはつくることはできません。
絶対量が減ったために、幻の食品となったのです。

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